2021.11.25
【ICT化で高齢者雇用促進】スマホでできるオンライン面接導入~高齢者の面接数が約1割増加
みつばコミュニティは、このほどディップ株式会社が提供する「面接コボット」のWEB面接機能を導入しました。みつばコミュニティに在籍する送迎バスのドライバーは、60代以上の高齢者の割合が高く、ICT化による効果への懸念もありましたが、導入後は面接数・採用数が増加。ICT化により高齢者雇用の促進につなげることができました。
面接コボット:https://kobot.jp/in/lp/001
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=7QJTHkzJuUk
みつばコミュニティの高齢者雇用の取り組み
みつばコミュニティでは幼稚園や病院、福祉施設等送迎バスの運行管理を行っております。現在、ドライバーの平均年齢は64歳。経験豊富な高齢者を積極的に採用しております。
・オンライン面接の導入のねらい
内閣府の消費動向調査によれば、スマートフォンの普及率は二人以上世帯において60代で92.5%、70代以上では73.7%に上ります。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、感染予防のために対面よりもオンラインでの面接を希望する高齢の方も増加傾向です。スマートフォンを活用したオンライン面接の導入によって、応募者への利便性向上が期待できます。
消費動向調査:https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html
オンライン面接導入の効果
今年度より導入したオンライン面接の効果として、以下が挙げられます。
1)「面接効率の向上」
対面のときは首都圏4か所を少人数の面接官で対応していたため、面接希望の多い面接会場では、面接実施まで2週間近くかかることもありました。オンライン面接導入後は、面接会場ごとの面接枠の1部をオンライン面接に当てることで、早期誘導が可能となりました。その結果として、昨年度より面接率が9.6%向上しております。
2)「採用人数の増加」「高齢者採用促進」
面接率が向上したことで、採用できた人数も増加。昨年の同時期の採用実績と比較すると、採用人数も約20%向上しております。 オンライン面接参加者の約8割が60歳以上の方々です、現在では面接枠全体の約半数をオンライン面接枠としております。
応募者からの声
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=7QJTHkzJuUk
ZOOMなどのWEB会議ツールとは異なり、面接参加者がアプリをダウンロードする必要がなく、送信されたURLをクリックするだけなので、普段WEBミーティングをされない方でも戸惑うことなく面接ができ、大変好評です。
実際に以下の感想をいただきました。
「コロナ禍のなかで対面は心配だったが、御社がオンラインを活用しており有難かった」
「今働いていてダブルワークを希望する私では、会場へ行くことが不可能だったので、オンライン面接があり有難かった」
「オンライン面接は履歴書が事前フォーム登録で、変換機能があり、事前に履歴書を作成しなくても応募できて便利だなと感じました」