2019.11.15
運行管理請負サービス 委託の手順をご紹介します!
自分たちで所有する自動車を送迎バスとして使用したい場合、どうすればいいのでしょうか。そんなときは、運行業務を委託できる「運行管理請負サービス」を利用しましょう!場合によっては、車両と一緒に手配する貸し切りバス会社よりも安い金額で運行することが可能です。
そこで気になるのが「委託までの手順」ではないでしょうか。特に、送迎バス・運行管理請負サービスに委託するのが初めての方の場合、何から始めたらよいのか分からないものです。今回は送迎バスの運行管理請負サービスを委託する際の手順について、具体的に解説します。
送迎バス運行業務を委託する手順
さっそく、送迎バス運行の業務委託手順についてチェックしていきましょう。
主な手順は下記の通りです。
1.送迎バス 委託会社に問い合わせ
まずは、運行管理請負サービスの送迎バス委託会社に問い合わせて、「送迎バス運行業務委託をしたい」という依頼の旨を伝えてください。
年間の利用日数や一日の利用時間も同時に伝えておくと、おおよその料金を提示してもらえます。
現段階でスケジュールや詳細の内容が未定の場合でも、料金や運行のイメージを提示してもらえますし、より安く利用できる提案やサービス内容を教えてもらえるため、いずれにせよ問い合わせをしましょう。
2. 送迎バス 委託会社から見積もりをとる
ある程度スケジュールや内容が明確になったら、希望するサービス内容を伝えて、見積もりをとりましょう。
しかし、見積もりをとったからといって、必ずしも見積もりをとった委託会社に依頼する必要はありません。提示された見積もり金額に納得が出来なければ依頼をお断りしても問題ありません。複数の委託会社から見積もりをとって比較するとよいでしょう。
『運行管理請負サービス』は、長期契約(1年~)が前提となる場合が多いので、短期利用をご希望の際は事前に問い合わせてください。
3.予算と照らし合わせて利用を検討
見積もり内容と予算を照らし合わせて利用を検討してください。
予算オーバーしてしまう場合は、運行の内容を調整するなどの対応が必要です。利用日数やルートの見直しによる契約時間短縮など、送迎バス委託会社の営業担当としっかり打ち合わせましょう。バスの大きさによっては停車できない場所や、通れない道などがあります。指定する場所を事前に委託会社に確認して、問題がないことを確認しておきましょう。
問題がなければ、送迎バスの利用について契約を交わしてください。
4.送迎バス運行の契約後、運行開始
契約後、運行開始日まで待ちましょう。運行開始日より前に送迎バスの委託会社が、実際の車両をお借りしてルートを走り、最終調整や運転手へのレクチャーをすることがあります。
運行開始日以降は、運転手が指定の時間に出勤し、利用開始となります。
送迎バスを委託する際の注意点
送迎バス送迎を委託するにあたり、いくつか注意点があります。
思わぬトラブルを回避するためにも、下記を参考にしてください。
送迎バスの料金支払い
運行管理請負サービスは、『自家用自動車』を利用しての送迎となります。そのため、乗客からお金を支払ってもらうことはできません。もし利用者から料金を徴収した場合、『白タク行為』として道路運送法第4条・96条に違反となり、違反者に罰則が科されます。ですので、契約時に交わした料金を、会社から支払う必要があります。
キャンセル料の有無について
運行管理請負サービスで送迎バスの契約を交わした後、何らかの事情によってキャンセルや契約を中断する場合は、キャンセル料が発生する場合があります。
キャンセル料の具体的な金額や、キャンセル料が発生する条件については、送迎バス委託会社によって異なるため、あらかじめ確認しておかないと思わぬ出費となってしまうことがあります。
「キャンセル料はいくらなのか」「いつまでにキャンセルの連絡を入れれば、キャンセル料が発生しないのか」など細かい点をしっかりと確認しておきましょう。
送迎バスを選ぶメリット
一般的な路線バスを利用せず、送迎バスを利用することによって得られるメリットがあります。
移動がラク
送迎バスのメリットとしてまず挙げられるのが「移動がラク」というものです。
目的地に到着するまでの間、路線バスのように何度も乗り換える必要がありませんし、見知らぬ乗客と隣同士の席になることもありません。
車内での過ごし方が比較的自由
一般的な路線バスとは異なり、周囲の乗客の目を気にする必要がありません。施設利用者同士や、同じ会社・学校の仲間と移動できるので、比較的移動時間を自由に過ごすことができます。
特に、長距離を移動する場合は、バスで過ごす時間が長くなるため、自由に過ごせる送迎バスは快適といえるでしょう。
ルートや予定の変更に応じてもらいやすい
自家用自動車を利用した送迎バスであれば、ルートや予定の変更にも応じてもらいやすいというメリットがあります。ただし、今日・明日など急な変更ではなく、1~2週間前に相談するなど、ある程度時間をみておきましょう。
一般的な路線バスの場合は、他の乗客の方々への考慮、陸運局への届け出など、様々な理由で予定変更は基本的には行っていません。
融通が利く送迎バスは、事前に相談をすれば、施設の予定に合わせた時間やルートの変更など対応してくれるので、安心して利用できます。
自家用自動車を持っていない場合はどうすればいいの?
レンタカーやリースの検討をおすすめします。
請負管理サービスの利用には、自家用自動車の準備が必要です。
自動車を持っていない場合は、レンタカーやリースを利用しましょう。リース車両の場合、車両に伴うメンテナンス費用や消耗品費も含むプランも多いので、管理がとても楽です。ただし、契約期間中は車両を手放せませんのでご注意ください。
貸し切りバス手配会社の利用も。
忙しい方や、面倒な作業を避けたい方には、『貸し切りバス手配会社』に依頼することをおすすめします。貸し切りバスは、車両もセットで手配するものです。
貸し切りバス手配会社に依頼すれば、一度に複数のバス会社の見積もりが取れますし、一気に比較することができます。
また、お客様が提示した条件に最適なバス会社やプランを提案してくれるため、いくつものバス会社の情報を集める必要がありません。
送迎バスを委託して充実した時間を
本ページでは、自家用車を利用した送迎バスの委託の手順や、送迎バスのメリットについてご紹介しました。
送迎バスの委託の手順は決して難しいものではなく、送迎プランやノウハウは委託会社が教えてくれるので、「初めてで不安」という方でも安心です。
現在、送迎バスの利用をお考えの方は、本ページを参考にしながらスムーズに送迎バスの委託検討を進めてみてください。