2022.11.17
幼稚園バスドライバーによる置き去り防止の取り組みが、現場力アワードグランプリを受賞!みつばコミュニティ受託幼稚園に水平展開へ
みつばコミュニティがバス送迎を受託している相模原市の幼稚園では、ドライバー自らが置き去り防止の取り組みを考案し、改善につなげました。この度ソシオークグループで開催される「現場力アワード」において、この改善の取り組みが2022年度上半期グランプリに輝きました。
ソシオークグループでは、現場にある課題を見つけて知恵と工夫によって解決していく「現場力」の取り組みを2014年から行っており、その中で最も優秀な取り組みを表彰する「現場力アワード」を半期ごとに開催しています。
みつばコミュニティでは、当社がバス送迎を受託している全ての幼稚園へ、本取り組みの水平展開を進めています。
置き去り防止の取り組みの詳細
これまでは、送迎バスが幼稚園に戻る際、園児たちを降ろした直後に添乗員が車内消毒・点検を行い、ドアを施錠する前にドライバーも車内点検を行っていました。この流れがより確実に実施されるよう、添乗員が車内消毒・点検を行った後は乗降ドアを開放したままとすることにしました。
これにより運転席から集中ドアロックボタンによる施錠ができなくなり、ドライバーがバスを降りて乗降ドアを閉めに行く必要性ができます。乗降ドアを閉める前に、ドライバーが車内に入って最終点検を行う流れを自然に生み出すことができます。
この取り組みを考案・実施している幼稚園では、「車内の最終点検の責任は自分たちにある」とドライバー自身がより強く自覚するようになりました。座席下といった園児が隠れられないような空間もドライバーが隅々まで念入りに確認するようになったことで、シールなどの小さな忘れ物も実施以前より多く見つかっています。
本取り組みの展開
みつばコミュニティでは、当社がバス送迎を受託している全ての幼稚園でこの取り組みを実施できるよう、水平展開を進めています。
現在、当社から全ての幼稚園バスドライバーに向けて本取り組みの説明及び実施指示を出し、実施の徹底に向けて動いています。また、運転研修・指導の補完及び当社知見の社会還元を目的に運営しているYouTubeチャンネル「事故防止の魂WEB」でも、本取り組みを紹介する動画を一般公開いたしました。
▼YouTubeチャンネル「事故防止の魂WEB」| 【2022年度上半期】現場力アワードグランプリプレゼン動画
https://www.youtube.com/watch?v=PaAWuOV08X0
今後もみつばコミュニティでは、現場と経営が一体となって常にお客様の安全・安心を第一に考え、より良いバス送迎のありかたを模索し、実行してまいります。