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2019.8.28

契約送迎バスの相場って?具体的な料金や運転手の給料についてご紹介

「契約送迎バスを利用したいけれど相場が分からない…」「契約送迎バスドライバーの給料ってどれくらいなのだろう?」など、契約送迎バスにおける金銭的な疑問を抱えている人は多いでしょう。
一般的な路線バスとは異なり、情報が少ない契約送迎バス。まだまだ知られていない内部事情もたくさんあります。
そこで、今回は契約送迎バスの平均的な相場や、契約送迎バスドライバーの給料相場についてご紹介します。

契約送迎バスの相場とは?

契約送迎バスの相場は一体どれくらいなのでしょうか?
さっそく、具体的な利用金額について見ていきましょう。

シーンによって大きく異なる

契約送迎バスは、シーンによって料金が大きく異なるのが現状です。例えば「契約日数」「走行距離」「走行時間」「バスの車種」などで契約送迎バスの利用料は異なります。そのため、まずは利用シーンを明確にする必要があるのです。
基本的にどのバス会社も一律での料金設定ではないため、契約送迎バスの利用を検討する場合は、日数や走行距離、走行時間、バスの車種(大きさ)については、最低限決定しておきましょう。

閑散期・繁忙期で料金を設定しているバス会社もある

閑散期・繁忙期で料金を設定しているバス会社も多いです。例えば、「イベントが増える夏は割増」「利用が少ない11月は他の月よりも〇%安価」など、利用時期に応じた料金設定をしていることがあります。
また、平日と土日祝日で異なる料金設定となっているバス会社も少なくありません。
従業員の送迎やスクールバスなどのように「時期に関係なく利用する」なら、料金の変動がない料金体系の方がお得になる可能性が高いですし、逆にイベント会場の送迎などのように「突発的な利用」であれば、閑散期を狙って契約できれば安価に抑えやすくなるでしょう。

「契約方法」で料金に違いがある

契約送迎バスは「契約方法」で料金に違いがあり、大きく2つに分けることができます。

■短期利用を前提とした契約
継続的な利用を前提としない契約で、突発的な利用や期間を限定した利用のための契約です。
例えば「1日だけ利用したい」「繁忙期だけ利用したい」といった利用方法に該当します。
イベント会場や結婚式場、ホテルへの送迎や、繁忙期のみ臨時職員を雇う企業への送迎などで適切な契約です。

■長期利用を前提とした契約
数か月~1年以上の利用を前提とした契約です。具体的な「契約の最短期間」はバス会社によって異なりますが、1年以上の利用を前提としてプランが設けられてることがほとんどです。1ヵ月ごとや短期と比較すると、1ヵ月あたりの利用料金が割安となり、比較的お得に契約送迎バスを利用することができます。
主に「従業員の送迎」「スクールバス」「施設へのお客様送迎バス」などに適した契約でしょう。

1日あたり2万円が相場

上記の通り、利用方法によって契約送迎バスの料金は異なりますが、「1日あたり2万円」がざっくりとした相場です。
平日のみの運行であれば、一か月あたり40万~50万円が相場となるため、予算と照らし合わせたうえで利用を検討する必要があります。

契約送迎バスの運転手の給料相場は?

バスの運転手として働くことを検討中の人にとって、気になるのが「契約送迎バスドライバーの給料相場」ではないでしょうか。
ここからは、契約送迎バスの運転手の給料相場についてご紹介します。

正社員なら月給30万円が相場

契約送迎バスドライバーの平均的な給料相場は、正社員であれば「月給30万円」です。給料の幅は月給20万円~40万円以上と広いものの、近年の急激な人手不足により、従業員確保のために待遇が見直されている傾向にあります。
中には初任給から30万円を超える求人もあり、需要に対して供給が追い付いていない実情が伺えます。
年収300万円代の社会人が大部分を占める現代の日本において、比較的待遇が良いといえるでしょう。

賞与や手当を設けているバス会社も多い

契約送迎バスを提供しているバス会社は、賞与や手当を設けていることが多いです。上述した通り、人手不足が深刻化していることから、待遇や福利厚生が積極的に見直されてきています。
実際、大手企業並みの待遇・福利厚生としているバス会社も少なくなく、働き手にとって非常に働きやすい環境へと整えられつつあるのです。
年収では、500万円を超える事例も多く、安定した職業として認知されつつあります。

「日給制」「時給制」を選べることも

契約送迎バスの運転手として働くにあたり、働き方によっては「日給制」「時給制」などを選べることもあります。この場合は、バス会社の授業員として働くのではなく、契約送迎バスを利用する企業や学校、施設と直接雇用されたり、個人事業主として契約するのが一般的。働く時間が一定ではない場合は、給料の算出方法を選ぶことができ、自身に合ったスタイルで働くことができます。
これは、路線バスの運転手にはない特徴であり、自由な働き方を求める人に適しているといえるでしょう。

契約送迎バスドライバーは穴場の職業!?

契約送迎バスの運転手は、穴場の職業といえます。
深刻な人手不足に陥っている中、人材を確保するために待遇や福利厚生などを魅力的なものへと改善しているバス会社が増えました。また、バスのニーズが多様化していることから、働き方も選びやすくなり、そのうえ将来性も高いといえます。
安定して長く働けるだけでなく、満足できる働き方ができるのは、契約送迎バスドライバーの魅力といえるでしょう。

契約送迎バス相場と給料について知ろう!

今回は契約送迎バスの相場と給料相場についてご紹介しました。
路線バスとは異なる料金体系・給料体系となっている契約送迎バス。主に金額面について疑問を抱えている人は多いです。
契約送迎バスの利用を検討している方や、契約送迎バスの給料が気になる方は、本ページを参考にしながらイメージしてみてはいかがでしょうか。