2019.11.15
マイクロバス送迎の料金はいくら?具体的な相場について解説
社員旅行や幼稚園の遠足などで、マイクロバス送迎の依頼を検討している方の中には、料金について疑問を抱えている方が少なくありません。
一般的な路線バスとは異なり、貸し切りとなるため「一体いくらかかるのか」と不安を感じてしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は短期でマイクロバス送迎を依頼した場合の具体的な料金について解説します。
マイクロバス送迎の料金目安
マイクロバス送迎を依頼する場合の料金目安は下記の通りです。
【走行時間10時間・走行距離150kmの場合】
6万~10万円
基本的に貸し切りバス送迎の料金は、走行時間と走行距離を中心に換算されます。
ただし、「走行の時間帯」「出発地」「エリア」「時期(繁忙期など)」によっては、料金が上記よりも高額になることも多いです。
上記はあくまでも料金目安ですので、必ずバス会社に見積もりを作成してもらい、内容を確認したうえで利用を検討しましょう。
ちなみに、マイクロバス送迎の料金が安くなるケースと、高くなるケースは下記の通りです。
【マイクロバス送迎の料金が安くなるケース】
・走行時間帯が日中
・走行日が平日
・日帰り運行
・走行ルートが一般道のみ
【マイクロバス送迎の料金が高くなるケース】
・走行時間帯が早朝や深夜
・走行日が週末や大型連休
・宿泊を伴う運行
・高速道路や有料道路を利用する
・有料駐車場を利用する
上記を把握したうえで、マイクロバス送迎の計画を立ててみてください。
マイクロバス送迎で「貸し切り」と判断される範囲
マイクロバス送迎は、貸し切り時間で料金が変動します。もちろん、貸し切り時間が短いほど料金も安価になるものですが、そもそも「貸し切り」と判断される範囲をご存じでしょうか。
マイクロバス送迎で「貸し切り」と見なされるのは、基本的に「バス会社から出庫~バス会社に入庫」までです。
誤解しやすい範囲ですが、「乗車している時間だけ」が貸し切りと判断されるわけではありません。仮に乗車していなくても、マイクロバスが出発地に向かう段階から貸し切りとしてみなされます。
また、送迎終了後も、降車するまでではなく、あくまでも「バスがバス会社に帰るまで」が貸し切りですので、実は思っているよりも貸し切りと判断される範囲は広いのです。
「乗車時間が5時間だから、料金は安価だろう」と思っていても、乗車前後の時間で料金が高額になる場合もありますので注意してください。
マイクロバス送迎の基本料金に含まれるもの・含まれないもの
マイクロバス送迎を利用するにあたり、基本料金に含まれるものと含まれないものを見ていきましょう。
【基本料金に含まれるもの】
■車両の貸し切り費用
車両の貸し切り費用は、基本料金に含まれています。貸し切り時間が長くなると基本料金が高額になることもありますが、別途で貸し切り費用を支払う必要がありません。
また、バス会社の多くはある程度時間に余裕を持ってプランを設けているため、多少時間が長くなっても料金が大きく変動することは少ないといえます。
■ドライバーの人件費
運転を担当するバスドライバーの人件費は、基本料金内に含まれています。ただし、バスドライバーが二人になる場合は、それに伴い基本料金も割高になるため注意してください。
ドライバーは一定の基準以上の走行時間・走行距離に達する場合は、必ず二人以上で運転を対応しなければなりません。
遠方への送迎の際には、ドライバーが二人となることもあるため注意しましょう。
■ガソリン代
マイクロバス送迎では、ガソリン代は基本料金に含まれていることがほとんどです。
走行距離などから、ガソリン代が算出され、基本料金内に含めてありますので、基本料金とは別途でガソリン代を支払う必要はありません。
■加入保険費用
マイクロバス送迎を依頼するにあたり、万が一の事故に備えて保険に加入する必要がありますが、この時の保険料は基本料金に含まれています。
保険を加入せずに送迎を行うバス会社はほとんどありませんが、稀に保険未加入でサービスを提供しているバス会社があります。保険料が減った分基本料金も安価になることがありますが、万が一事故に巻き込まれ、怪我をした場合損害賠償として費用を請求できない可能性も考えられます。
必ず保険に加入するバス会社を利用してください。
【基本料金に含まれないもの】
■バスガイドの費用
ツアーなどでお馴染みの「バスガイド」は基本料金に含まれていません。
バスガイドを依頼する場合は、別途でオプションとして依頼する必要があるため注意してください。なお、バスガイドの利用料金は「時間」「行先」などによって変動します。
■ドライバー、バスガイドの宿泊費
宿泊を伴うマイクロバス送迎の場合は、ドライバーやバスガイドの宿泊費用も負担しなければなりません。
また、宿泊施設の利用料金はもちろんのこと、「食事」の面も費用を負担する必要があります。
とはいえ、必ずしも依頼者と同じ宿泊施設であるという必要はなく、近隣の別のビジネスホテルを手配して、ドライバーやバスガイドにはビジネスホテルに宿泊してもらうといった対応が一般的です。
仮に依頼者が高級ホテルに泊まっていても、ドライバーやバスガイドも高級ホテルに宿泊してもらわなければならない…といったことはありませんのでご安心ください。
■有料道路・有料駐車場の利用料
有料道路の利用料金は、基本的に別途となります。
基本料金に含まれていませんので、走行ルートによっては合計金額が高額になる場合があります。
また、目的の駐車場が有料の場合も、依頼者負担となるため予算内に含めておきましょう。
マイクロバス送迎の料金目安を把握しておこう
今回はマイクロバス送迎の料金目安について解説しました。
ご紹介の内容は、短期での契約内容です。長期期間の送迎をご希望の場合は、料金やサービス内容が変わってきますので、バス会社に相談しましょう。
マイクロバス送迎の利用を検討していても、料金についてイメージできなければなかなか計画は進まないものです。
まずは、きちんと具体的な料金を把握し、予算を立ててみましょう。